
浮気者をぎゃふんと言わせたいと思ったら、裁判で役立つ証拠をしっかり揃えておいた方が良いですよ。
でも、浮気の証拠って結構揃えるのが難しくて、証拠によって強さや違法性などが変わるんです。
・強力な証拠⇒二人でラブホor自宅に入った画像・映像、性行為の写真・映像・音声
・いまいちな証拠⇒二人でいる写真、二人で連絡を取り合っていた記録、知人の目撃証言
・違法行為⇒勝手に携帯を見る、勝手にGPSを付ける
弱い証拠ばかりを集めたところで相手に勝てないし、違法行為で手に入れた証拠は訴えられるリスク大です。
今回は、浮気での裁判の証拠を揃える際に役立つ情報を、7つピックアップします。
必勝法は不貞行為を捕らえること!裁判で強力な証拠とは具体的に?

浮気での裁判の証拠を揃えるのは、当然相手に勝つためですよね。
裁判を有利にするためには決定的な浮気の証拠、つまり確実に不貞行為があったことを示す証拠を手に入れなければなりません。
「浮気してる可能性がある。」「おそらく浮気してるだろう。」では弱く、「確実に浮気してる!」と言い切れるくらいの強さが必要です。
裁判で強力な証拠(=確実な不貞行為の証拠)について、証拠例をいくつか挙げてみます。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事①二人でラブホor自宅に入った画像・映像は有利
浮気での裁判の証拠で強力なものには、まず「二人でラブホor自宅に入った写真・映像」が挙げられます。
ラブホなら3回以上、お互いの自宅なら5回以上、二人で行った写真や映像が手に入れば、さすがに相手も言い逃れできないはずです。
単なる仕事上のパートナーとか友人と言うだけで、何度もラブホや自宅に出入りするとは考えにくいですから。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事②性行為の写真・映像・音声も有利
浮気での裁判の証拠で強力なものには、「性行為の写真・映像・音声」もあります。
性行為の写真・映像・音声、過去の性行為を話題にしたやり取り(SNS・通話)などが用意できれば、確実に不貞行為があったと証明できそうです。
SNSを証拠にするなら日時も込みで、相手の携帯ごと一通りのやり取りをカメラで捕らえてくださいね。
浮気らしき証拠はいまいち!裁判で役に立ちにくい証拠とは?

浮気での裁判の証拠は確実に浮気を示す証拠ほど強く、「浮気らしき証拠」は裁判で役に立たにくいです。
どんなものが証拠としていまいちなのか、裁判で役に立ちにくいのかを知れば、強力な証拠を探しやすくなるのでは?
裁判でいまいちな証拠を挙げてみるので、手に入れた証拠の中に含まれているなら、頑張ってより強力な証拠を手に入れてくださいね。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事③二人でいる写真ではいまいち
浮気での裁判の証拠として、「二人でいる写真」は残念ながらいまいちです。
週刊誌の有名人スキャンダルでよく見かけるような、手をつないでいる写真、キスをしている写真は何となく強い証拠のように感じるかも知れません。
でも、裁判においては「手をつなぐ・キス⇒浮気」とはならず、性行為の証拠こそが浮気の重要な証拠となります。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事④二人で連絡を取り合っていた記録もいまいち
浮気での裁判の証拠として、「二人で連絡を取り合っていた記録」もいまいちです。
性行為を行ったことを示す記録なら強い証拠になることもありますが、そうでなければ裁判で使えない可能性が高いです。
例えば、「君のことが好きだ。」とか「愛してる。」なんて言う、通話やメールのやり取りを見つけても浮気の決定的な証拠にはなりません。
となると、ただ二人が連絡を取り合っていると言うだけでは、もっと弱いものだと分かりますよね。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事⑤知人の目撃証言も実は弱い
二人でいる写真とか二人で連絡を取り合っていた記録でもいまいちなら、「知人の目撃証言なら間違いない!」と思う方は多いのでは?
確かに、知人の目撃証言は当たっていることが多いのですが、裁判で使う証拠は浮気相手の顔までしっかり押さえたものが強力です。
知人の目撃証言を活用するとしたら、浮気相手の顔が綺麗に写っている不貞行為の証拠写真や映像が強力です。
相手に「あれは勘違いだよ。」と言わせる曖昧な証拠ではなく、「しまった!(言い返す言葉もない)」と思わせる証拠を残しましょう。
違法な証拠集めは不利になることも!相手に訴えられるリスクもある?

浮気での裁判の証拠を揃えるために、知らずに違法行為をしてしまう方もいるかも知れませんね。
1人の人間としては「浮気して配偶者に違法行為をさせる奴が悪い!」と言いたいところですが、残念なことに裁判では違法行為で得た証拠は認められません。
自分の浮気のことは棚に置いて、あなたの違法な証拠集めを訴えてくるリスクも十分にあります。
相手の浮気を訴えるからにはちょっとでも隙を見せないよう、正当な方法で相手を追い込んでやりましょうね。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事⑥勝手に携帯を見るとプライバシーの侵害に当たることも!
浮気での裁判の証拠を揃える際によくやってしまいがちなのが、「勝手に携帯を見ること」ですよね。
実は、勝手に相手の携帯を見ると民事法におけるプライバシーの侵害に該当し、慰謝料を払わなければならなくなるケースもあるんです。
証拠集めとして相手の携帯を押さえたい場合には、訳は話さなくても「携帯を見せて!」とお願いくらいはしましょう。
裁判の証拠を揃えるのに知るべき事⑦勝手にGPSを付けるのも違法行為
浮気での裁判の証拠を揃えるためと言えども、勝手に相手の携帯を見れないなら、「勝手に相手の携帯にGPSをインストールする」のも違法に当たります。
不正指令電磁的記録提供罪と言う犯罪行為に該当し、勝手に相手の携帯を見るよりずっと罪は重いです。
50万円以下の罰金か3年以下の懲役になる可能性があると聞くと、ゾクッとしませんか。
夫婦のような一見親しい間柄でさえ、浮気の疑いがあればパートナーは敵で、うっかり犯罪行為に手を染めて隙を見せてはいけません。
まとめ

浮気での裁判の証拠を揃える際に役立つ情報について、7点まとめてみました。
・強力な証拠⇒二人でラブホor自宅に入った画像・映像、性行為の写真・映像・音声
・いまいちな証拠⇒二人でいる写真、二人で連絡を取り合っていた記録、知人の目撃証言
・違法行為⇒勝手に携帯を見る、勝手にGPSを付ける
相手に文句を言わせない証拠を突き付けたいなら、浮気相手の顔が綺麗に映っていること、明らかに不貞行為があったと証明することが必須です。
だからと言って、勝手に相手の携帯を見るのはプライバシーの侵害、勝手に相手にGPSを付けるのは不正指令電磁的記録提供罪に該当するので要注意です。
相手の浮気を訴えるつもりが、その過程の違法行為で訴えられてはダメですよ。