「浮気を繰り返す相手にはもううんざり。離婚して新しい人生を送りたい!」なんて思っている方、離婚はそう簡単なものではありませんよ。

離婚するためには計画性が必要で、相手に離婚を切り出し始めてから、離婚後の生活を送るまでの流れがスムーズに行きそうか想像してみてください。

・離婚後の生活イメージができてるか(住居・経済面・親権など)

・相手との話し合いが上手く進みそうか(離婚自体・財産分与・慰謝料など)

離婚したい時の注意点と言えば上記の2つがありますが、離婚後に素敵な人生を送れるかどうかは、相手の性格にもあなたの話し合いの進め方にもよります。

今回は浮気を繰り返す相手と離婚したい時の注意点について、説明しましょう。

離婚してからの生活は具体的にイメージできてる?

浮気を繰り返す相手と離婚したい時にまずすべきことは、離婚してからの生活を具体的にイメージすることです。

離婚後に充実した生活を送るためには、住居や生活費、育児などの問題をクリアする必要があります。

まだ送ってもいない生活を具体的にイメージするのは難しいですが、離婚はじっくり考えながら計画的に進めていったもの勝ちです。

離婚後の生活を素敵なものにするためにも、今のうちに新生活のイメージを具体的に固めておきましょう。

住居はどこになりそう?

住居は離婚してからの生活に必要不可欠なものですが、現時点で離婚後の住居をどこにするのか決まっていますか。

・今の住居に残る(相手に家から出ていってもらう)

・新居を探す(実家に戻る、アパートや家を借りる、家を購入するなど)

相手に家から出ていってもらうにしても、今まで住み慣れた家を相手がそう簡単に手放すでしょうか。

だからと言って実家に戻るにしても、兄弟が結婚して実家の家庭環境が変わっていれば、実家の両親や兄弟の了承が得られない場合もあります。

自分の判断で決めやすいのはアパートや家を借りたり、家を購入したりなど自身で住居を用意する方法ですが、今度は費用の問題が出てきますよね。

経済的に自立できそう?

住居と同じく離婚してからの生活に不可欠なものと言えばお金で、離婚後に経済的に自立できそうかも大切な問題です。

最低限必要な費用には、家賃・公共料金(ガス、電気、水道、NHK受信料)・ネットや携帯の利用料・教育費・食費・その他の日用品の費用などがあります。

現時点の生活費から離婚後の生活費を予測して、離婚後に問題なく支払えそうかどうか、シミュレーションしてみてください。

今のうちから就職先を考えておくのも良いのですが、自治体のホームページなどで受けられそうなサポートを探してみるのもお勧めです。

親権はどうなりそう?

離婚してからの生活に不可欠なものはもう一つ、今後の育児は主に誰が行うことになるのか、親権がどうなりそうかも挙げられます。

浮気された側としては自分の大事な子供を相手に奪われたくないでしょうが、育児をしながら経済的に自立するのは大変なことです。

今まで通り子供の養育費もかかりますし、これから就職するにしても子供の預け先も考えなければいけませんから。

・未就学児(保育園や幼稚園、託児所などは利用できるか)

・小学生(学童保育や放課後サービスなどは利用できるか)

・近くに気軽に頼れる親戚はいるか

人気の施設やサービスほど希望通りに利用できない場合もあるので、新居近くの施設やサービスを早めにリサーチしておくと良いですよ。は、

相手と上手く話し合いができそう?

浮気を繰り返す相手と離婚したい時、離婚後の生活イメージばかり思い描いていても、「全ては相手と上手く話し合いができるか」なんです。

相手ときちんと話し合いをしなければいけないことと言えば、離婚するかしないか、財産分与や慰謝料をどうするかなどがありますよね。

離婚そのものも実に複雑な問題ですが、財産分与や慰謝料などの費用の問題もかなり複雑な問題です。

お互いに上手く話し合いができて、相手が自分の要求を素直に飲んでくれる感じなら、そもそも離婚なんて考えませんよね。

離婚したい相手だからこそ話し合いは大変で、かなりエネルギーを要するものと覚悟した方がいいですよ。

相手は離婚に応じてくれそう?

浮気するくらいの相手だから、離婚くらい簡単に承諾してくれるだろうなんて思っている方、甘いですよ。

「自分は浮気し放題だけど、家庭を壊す気はない。離婚は絶対に応じない。」なんて言う人もいます。

何の問題もなく夫婦円満そうに見える家庭でも、片方が離婚を望んでいる、けどもう片方は絶対に離婚したくなくて泥沼裁判になる場合もありますよね。

ここで、相手が離婚に応じてくれない可能性を感じたなら、今からでも専門家に話を聞いて準備を進めた方が良いですよ。

財産分与や慰謝料の話し合いは上手くできそう?

離婚の承諾を得るだけでも一苦労する方もいますが、相手との話し合いはまだまだこれからですよ。

結婚して今までに夫婦で築き上げてきた財産、浮気した相手を償わせるための慰謝料、子供がいるなら養育費などの費用面の話し合いもしなければなりません。

今まで相手の浮気に耐えてきた側としては、貰えるものは貰っておいた方が良いに決まっています。

でも、お金は誰でも自分のものにしておきたいでしょうし、「自分の通帳に入っているお金は全て自分のものだ!」なんて言い張る方もいるくらいです。

当事者同士の話し合いは「ああ言えばこう言う」になりやすいので、専門家にまとめてもらう方が公平性があって相手を納得させやすいですよ。

まとめ

浮気を繰り返す相手と離婚したい時の注意点について大きく2点、合計5点をまとめてみました。

・離婚後の生活イメージができてるか(新居・経済面・親権など)

・相手との話し合いが上手く進みそうか(離婚自体・財産分与や慰謝料など)

離婚すれば浮気を繰り返す嫌な相手との関係を、無かったことにできることは確かです。

でも、離婚をしたいと思う嫌な相手ほど、離婚話を切り出したのをきっかけに、嫌がらせのごとく話し合いをめちゃくちゃにしてしまうかも知れませんよ。

離婚後はどんな生活を送るのか、相手との話し合いをどう進めるか、不安になり始めたら早めに専門家に話を聞いておくのも良いでしょう。